発行元 F太 .
エディションノート
★「仕事で悩んだときにどうするか。上司を説得する方法。後回しになっている仕事を進める方法など。小さいけれど大事な経験こそビジネス書には書かれていない。読んでなるほどと思ったら、実践してほしい。」
2018年4月5日付 日本経済新聞夕刊 著者コラムより
経験を積み、技能を磨いて、上の職位を目指すためにはどうすればよいか。
仕事を続けていくうちに、できる職員とそうでない職員との差が出ます。どこが違うか。
煎じ詰めれば、早く良い成果を出すかどうかです。
経験を積めば、同じ仕事を早くできるようになります。しかし、毎日その仕事を繰り返しているだけでは、「できる職員」にはなりません。技能を身につけることと、心構えが必要です。
仕事を続けていくと、難しい仕事にも出会います。良い成果を出すためには、正しい判断をしなければなりません。そのために、知識と考える力を養いましょう。解決案ができたら、上司や関係者に説明しなければなりません。考えたことを他人に伝えることは、意外と難しいのです。
さて、できる公務員になるためには、仕事ができるだけではダメです。「あの人は仕事はできるけど、人間としてはなあ」と言われるようでは、良い公務員ではありません。良き社会人であり、良き家庭人であり、良き地域住民でなければなりません。
(「はじめに」より一部を引用。)
【本書内容より】
●仕事には「能率」と「質」がある。
●職場の技能を磨くのは「仕事術=ハウツー」と「自己啓発=心構え」。
●考える力、判断力、決断力は日々の仕事を通じて養われる。
●住民に「あなたの税金でこの仕事をしています」と説明できるかどうかが判断の分かれ目。
●「できる職員」は引き継ぎ書を見れば分かる。
●あなたが苦労したことはノートなどに書き込んでおき、半年に1度くらい整理する。
●3大無駄は、(1)会議、(2)資料作り、(3)パソコン。